昨日の続きになりますが、これは上野の科学博物館の木製の人体骨模型です。
江戸時代に『木骨』と呼ばれていたようです。江戸時代後期に西洋医学の影響を受け、解体図譜やお産人形などと共に、医学の勉強に使われていたようです。ドラマ「仁」の時代の話ですね。
複製だと思われますが、手のひら部分の小さな骨まで、非常に精巧に作り込まれていました。
併せて、木の入れ歯もあるかな?と思って探してみましたが、さすがに見あたりませんでした。
当時の日本の入れ歯職人の技術は世界最高だったとのことです。柘植の木から入れ歯作る事自体、非常に難しかったようです。
東京医科歯科大学病院の資料室には柘植の入れ歯など展示されていて、オープンキャンパスの際には見学できるそうです。
「入れ歯をしたロバの話」は上野動物園のロバ「一文字号」と東京医科歯科大学の石上健次先生の話です。
少し温かくなったら、上野動物園にも行きたいと思います。