親不知(親知らず、智歯とも言います)は、必ずしも抜かないといけないものではありません。
きちんと生えそろって、綺麗に磨ける場合は抜く必要はありません。
しかし、現代の日本人の顎はだんだん小さくなっている為か、たいていの患者さんの親不知は、真っ直ぐ生えていません。
親不知の問題は…
少しだけ歯茎から出ている場合など、歯磨きすることが難しく、汚れがたまってしまい、親不知が虫歯になってしまいます。
また、親不知周囲の歯肉が腫れたりします。
一番気を付けたいのが、ひとつ前の歯との間に汚れがたまり虫歯になってしまうことです。
ひとつ前の第二大臼歯までも虫歯になり、影響が出るのは避けたいですね。
また、前の歯にぶつかって生えている場合は、上に書いたような虫歯の他に、歯並びに影響がでることがあります。親不知が生えようとする強い力で、歯並びが変わってしまうことがあるのです。
色々な影響が出る前に、親不知を抜歯したほうが良いことが多いです。
特に下の顎の親不知の抜歯の場合、抜歯後に腫れることありますので、日程的に余裕をもって歯科医師に相談してください。
日付: 2013年4月22日 カテゴリ:お知らせ, 歯医者の話